第87回選抜高校野球大会の決勝は、敦賀気比と東海大四で対戦。この試合は、ラジオで聴いていました。
8回に起きた劇的な攻防で3−1の結果、敦賀気比が競り勝ちました。北陸勢では初めて優勝。新幹線はマダですが、紫紺の大優勝旗は福井県へ。
勝敗のカギとなるシーンは8回に
初回に1点づつ取り合い、点の取り合いになるかなと思わせておいて、2回以降は、なかなか得点を奪えない状況が続きます。そして8回へ。
8回表の東海大四の攻撃
無死2・3塁と勝ち越せる絶好のチャンスが到来。バッターは、この日も相手打線を抑えていて投打の中心である大沢選手。
実況では「初球を平然と見逃した」と言っていたので、打たせるかなと思いましたが、スクイズを敢行。しかし、敦賀気比のバッテリーも読んでいて、見事にスクイズをハズして3塁ランナーをアウトにしてピンチを脱します。
8回裏の敦賀気比の攻撃
無死2・3塁の状態を0点で抑えたので、流れが来てる雰囲気を感じました。
一死2塁の場面に登場したのが、準決勝で2打席連続満塁本塁打の松本選手。ラジオから何か起きるかもと思っていた2球目に飛び出した勝ち越しのツーランホームラン。この人、とんでもないラッキーボーイぶりを発揮しています。
今回のセンバツ大会は、この人「背番号17の松本選手」の為の大会だと思わされました。
今大会、全試合完投したエース
敦賀気比エースの平沼投手。決勝まで5試合を全試合完投(2試合は完封)
1人で投げ抜いたのは、02年の大会以来だそうです。
実は、平沼投手の才能をいちはやく見抜いていたのは、プロ野球・阪神タイガースで投手をしていた小林繁氏だそうです。
平沼翔太、小林繁氏が見出した才能 センバツ優勝、敦賀気比のエース|福井新聞
本人の努力する姿勢が1番ですが、やっぱりプロを経験した人に指導をうけることは、グンッと成長しますよね。
プロとアマの交流に関しては、昔より良くはなっていると思いますが、もっと気軽にプロ選手と交流できる状況になってほしいと思います。
終わってみたら、敦賀気比の大会って事だったね
紫紺の大優勝旗を受け取る時に知ったのですが、開会式の選手宣誓は、敦賀気比だったんですね。なにやら短歌を披露した選手宣誓だったそうで、最初から最後まで「敦賀気比」の大会になったって事ですね。